ソーシャルレンディング 案件選びの時の注意点

高利回り案件には慎重に。

高利回りには、わけがあります。
まず第一に認識しておく必要があるのが、
わたしたち個人投資家に対して提示されている、期待利回りに、
ソーシャルレンディング事業者の、営業者報酬が加算された、利率を、
借り手企業は、利息として、支払っているのです。
ファンドによっては、年利換算で10パーセント以上となるケースも、あるでしょう。
これだけ低利で資金調達が可能な、日本という国において、
それだけの高率で資金調達をしなければならない会社というのは、
そもそも、資金の融資先として、どうなのか。
そのような会社に対して資金融資をするファンドは、大丈夫なのか。
ちゃんと資金は返ってくるのか。

特に、高利回りファンドの場合、
不動産担保などが設定されない、
無担保・無保証型ファンドがほとんどでしょう。

そのようなファンドに対して出資して、本当に大丈夫か、
慎重に、検討する必要があるのではないでしょうか。

このあたりの点については、下記の別記事にて詳説しておりますので、
ぜひ、ご覧になってみてください。

高利回りソーシャルレンディング事業者の注意点

不動産担保付だからといって、過信は禁物。

無担保・無保証型ファンドと比べて、つい、「安心・安全」と勘違いしてしまいがちなのが、不動産担保付のソーシャルレンディングファンドの怖いところ。
不動産担保付ならば無条件で安全性が高い、というわけでは、決して、ありません。
むしろ、形ばかりの不動産担保付が設定されているだけで、
別に、保全効能が高まっているわけでもない、
それにも関わらず、利回りは、その他一般的な不動産担保付ソーシャルレンディングファンドなみに抑えられている、という、
「本来は期待できるはずのリスクプレミアム分、損をしてしまっている」
というファンドも、少なくないのです。

だから、不動産担保付のソーシャルレンディングファンドの場合、むしろ、無担保・無保証型ファンドよりもなお、
その不動産担保の内容が、本当に、保全効能強化に資するものなのか、どうか、
わたしたち個人投資家として、出来る限り、精査をする必要があるのです。
このあたりの詳細については、下記の別記事にまとめましたので、
お時間ございましたら、
ぜひ、ご覧下さい。

ソーシャルレンディングと不動産担保

結局のところ、ファンド選びよりも、事業者選び。

ファンドの内容をどれだけ精査したとしても、
そのファンド概要の記載内容が、そもそも、嘘八百、であれば、無意味となります。
ですから、ソーシャルレンディング投資の場合、どうしても、

・ファンド選びよりも、
・ソーシャルレンディング事業者選びのほうが、先決であり、重要となります。

よければ、こちらの過去記事もご覧ください。

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