ソーシャルレンディングで損失を防ぐには

ソーシャルレンディングにおける「損失」とは

ソーシャルレンディング投資における「損失」の定義については、
各投資家、いろいろな考え方があるものと思いますが、
私が思うに、ソーシャルレンディング投資における「損失」とは、すなわち、元本割れのことです。
本記事においては、
ソーシャルレンディング投資の損失=投資した元本が、償還時に、元本割れしてしまっているケース、
と定義させて頂きます。

逆に言えば、
多少の延滞については、敢えて許容する、という戦略をとる場合もあります。
多少の延滞・遅延があったとしても、最終的な償還元本が、元本割れしていないことを、最優先する、という考え方で、
本記事には臨ませて頂きます。

損失予防策1:不適切なソーシャルレンディング事業者に口座を開設しない。

身も蓋も無いように思われるかもしれませんが、
これまでソーシャルレンディング投資をやってきた、実体験から考えるに、
ソーシャルレンディング投資で損失の発生を防ぐために、一番肝心なのは、
この点です。
実際に、様々なソーシャルレンディング事業者の、多数のファンドの実績を、見てもらえれば、分かると思いますが、
ソーシャルレンディング投資における損失、すなわち、元本割れは、
実際、一部のソーシャルレンディング事業者に集中しています。

最初の「ソーシャルレンディング事業者選び」のところを、とにかく慎重に行うこと。
ソーシャルレンディング投資における損失を防ぐためには、
実はこの点が、極めて重要なポイントであることを、忘れないようにしてください。

損失予防策2:リターン追及が過ぎるファンドについては、出資を見送る。

基本的に、担保がしっかりとしたファンドであれば、
多少の延滞があったとしても、
最終的には、元本の棄損を防げる可能性が高くなります。
借り手企業からの元利金返済が遅延したとしても、
ソーシャルレンディング事業者が、担保権を行使して、
債権回収を図ることが、期待できるためです。

上掲のような、ファンドの安全性能を、「保全効能」と言い換えることも出来ます。

そして、えてして、
利回りばかりを追求する、高利回りファンドの場合、
この保全効能が著しく低い傾向が、よく見られます。

期待利回りが高いファンド=危険性の高いファンド、とは、一概には、言いきれませんが、
期待利回りが高いファンドの場合、特に、保全効能の大小について、しっかりとした検討を行う必要があることは、
言うまでもありません。

損失予防策3:不動産担保付の場合でも、疑いの目を。

保全効能が低いファンドは要注意、と書きましたが、
「不動産担保付だから、保全効能が高い」とも、決して、言いきれませんので、注意が必要です。
掛け目が高すぎるファンドの場合や、
そもそもの担保評価が甘すぎる、というファンドの場合、
どれだけ不動産担保がついていたとしても、
結局、債権回収時にさしたる力を発揮することが出来ず、
結局、損失発生(=元本棄損)という可能性が、十分にあるため、です。

損失予防策4:国外案件の場合、為替ヘッジ付のものにする。

海外の案件に投資するファンドの場合、
為替ヘッジがついているファンドと、ついていないファンドがあります。
だいたい、為替ヘッジがついていないファンドのほうが、期待利回りが高い傾向にあります。
ただし、私の個人的な考えとしては、
ソーシャルレンディング投資において、とにかく、損失(=元本棄損)を避けたいのであれば、
為替ヘッジ「あり」の物にしておく方が、無難だと思います。
為替ヘッジ無の場合、
たとえ、現地通貨ベースでの運行がうまくいっていたとしても、
日本円に換算して最終的に分配を行うとき、
為替の値動きの関係で、最終損益がマイナス(=元本割れ)となってしまう可能性が、否定できないから、です。