安全性重視のソーシャルレンディング投資を考える。

あまりにも多数のソーシャルレンディング事業者に資金を分散するのは、却って、危ない。

ソーシャルレンディング投資に関して情報収集していると、
「多数のソーシャルレンディング事業者に、資金を分散投資することが大切」といった表現を、よく見かけると思います。
確かに、投資全般において、分散は大切、といわれます。
しかし、少なくとも現在の日本のソーシャルレンディング業界においては、
「分散のやりすぎ」もまた、危険なのではないか、と、個人的に、思うのです。
分散すればするだけ、
危険なソーシャルレンディング事業者、
要は、本来的には、あまりお付き合いするべきではないソーシャルレンディング事業者にも、結局、当たってしまうことになり得るから、です。

個人的には、3社~5社くらいの分散が限度だろう、と思います。
※逆に言えば、今の日本のソーシャルレンディング業界においては、
信頼できるソーシャルレンディング事業者は、そのくらいしか、無い、とも、思っているわけですが…。

とにかく、安全性重視でソーシャルレンディング投資を行いたいのであれば、
ソーシャルレンディング事業者の分散は、
・多少は、アリだけれども、
・やり過ぎは禁物、
だと、私は個人的に、思います。

シリーズものとして実績のあるファンドにだけ、出資する。

たとえば、SBIソーシャルレンディングの、常時募集型ファンドである、「不動産担保ローン事業者ファンド」。
実績は同社ホームページで公開されていますが、
個人的には、ファンドシリーズとして、強いなー、と、感じます。
こういう実績のあるファンドに絞って出資をしたいと、個人的には、思うのです。

※勿論、どれだけ実績のあるシリーズファンドでも、急に、大こけ、というリスクは、あるわけですが…。

不動産担保付だからといって、過信しない。

無担保・無保証型ファンドと比べて「不動産担保つき」と表現されてると、
ついつい、「あ、それなら、安心なファンドなんだな!」と、思ってしまいがちですよね。
私は個人的に、これは、かなり危ない、と思っています。
勿論、担保は、あるに越したことはありません。
というより、無担保・無保証型ファンドと比べれば、確かに、不動産担保のファンドのほうが、安心感はあります。その点は、私も否定しません。
ただし、「不動産担保付きだから、安心・安全」と思ってしまうのは、かえって、危ない、と、そのように考えています。
このあたりの詳細は、下記の別記事にて記載させて頂きましたので、
もしもお時間があれば、ご覧になって頂けると嬉しいです。

ソーシャルレンディングと不動産担保