ソーシャルレンディング事業者 安全性ランキング

ソーシャルレンディング事業者を、安全性の大小でランキングすると…

投資である以上、事業者の安全性は、極めて重要な要素となります。
ソーシャルレンディング事業者各社を、「安全性」の観点から、ランキングすると、
どのようなランキングとなるでしょうか。

ソーシャルレンディング事業者安全性ランキング1位

ソーシャルレンディング事業者を安全性でランキングすると、その第1位は、SBIソーシャルレンディングだと思います。
なんといっても、SBIソーシャルレンディングの運営会社は、SBIグループの100パーセント子会社です。
事業者としての信頼度が大きいため、安全性ランキングとしては、第1位にふさわしいと考えます。

ソーシャルレンディング事業者安全性ランキング第2位

第2位は、オーナーズブックだと思います。
というのも、オーナーズブックの運営会社である、ロードスターキャピタル株式会社は、東証マザーズの、上場企業です。
上場企業である以上、上場審査をクリアした企業であり、また、定期的に、外部の監査法人から、監査も受けているはずです。
そのような事業者が、短期的に、違反をおかすことは、考えづらいため、
安全性ランキングにおいても、比較的高く評価できると考えました。

ソーシャルレンディング事業者安全性ランキング第3位

安全性ランキング第3位は、クラウドクレジットです。
クラウクレジットの運営会社自体は、未上場のベンチャー企業ですが、
同社には、伊藤忠商事や、第一生命など、
日本を代表する企業の数々が、出資をしていることが知られています。
この点が有利に働き、ソーシャルレンディング事業者安全性ランキングにおいては、上位入賞がふさわしい、と考えました。

ソーシャルレンディング事業者安全性ランキング第4位

わたしが考える、ソーシャルレンディング事業者安全性ランキング第4位は、LCレンディングです。
LCレンディングの運営会社の親会社(100パーセント出資)は、ジャスダックの上場企業です。
LCレンディングの運営会社自体は、非上場企業ではありますが、
その全株を所有している親会社が、上場企業であることは、
ソーシャルレンディング事業者安全性ランキングを考えるうえで、大切な要素だと思います。

まとめ

以上、私が考える、現時点での、国内ソーシャルレンディング業界の、事業者安全性ランキングでした。
あくまでも、私の個人的な見解ですが、
少しでも、参考にして頂ければ、うれしく思います。

それでは、また次回の記事で会いましょう。

ソーシャルレンディングの危険性をとことんまで解剖。

ソーシャルレンディングの危険性の【アウトライン】を知る

いの一番にソーシャルレンディングの危険性の全体の構図をインプットしておきましょう。
ソーシャルレンディングの危険性との勝負は、さしあたって、敵のアウトラインを知るところからスタートします。

ソーシャルレンディング投資にあたって、我々投資家が気を付けるべき危険性は、
2つに区分すると、主に下記の2つ。

1つ目が、「事業者リスク」と呼ばれる危険性です。
2つ目が、「ファンドリスク」と称される危険性です。
まずは、ひとつひとつの危険性の【全体の構図把握】を済ませておきましょう。

ソーシャルレンディングの危険性その1【事業者リスク】とは

固有の投資案件において、個別具体的にトラブルが発生する、「ファンドリスク」とは格段に異なり、
複数のファンドを組成・提供しているソーシャルレンディング事業者そのものが、関連法規に反し、違法な業務運営を行っている、という場合を示すのが、「事業者リスク」です。
本記事執筆本日に至るまでの間、日本では、残念ですが、複数のソーシャルレンディング事業者が、
運営上の問題点を金融庁から指摘され、最後には、当局から行政処分を受けています。

ソーシャルレンディング業者がいざ行政処分を受けると、
それ以降、当該ソーシャルレンディング業者が新規組成をスケジュールしていた借り換え案件の組成や資金応募が進まない、等のダメージが生じ、
我々ユーザーとしては、当該ソーシャルレンディング業者の投資案件に投資していた場合、その結果、返済遅延や貸し倒れに巻き込まれる傾向が強くなります。

ソーシャルレンディングの危険性その2【ファンドリスク】とは

本記事執筆本日現在、日本国内には20社以上のソーシャルレンディング業者があり、
ひとつひとつのソーシャルレンディング業者が、日々、いくつもの投資案件を組成しています。

もちろん、我々投資家は、各投資案件への投資吟味にあたっては、
各投資案件の実態をきちっと読み取り、確実に、出資是非のジャッジを行うことが求められます。

この出資是非のジャッジメントに、大なり小なり、ミステイクが見つかった場合や、
出資是非の判断そのものにはミステイクは認められないものの、社会的・マクロ的な要因に(多くの場合は、運悪く、)見舞われてしまうことによって、
投資案件が、返済遅延や、最悪の場合、デフォルト・貸し倒れ、というとんでもない目に遭う危険があります。

また、そのような事態までは至らずとも、
満期償還を迎えた投資案件の最後の成績(損益)が、欠損、すなわち、元本割れとなってしまう、という危険性も、あり得ます。

こうした危険性、すなわち、
ソーシャルレンディング企業に問題があるわけではなく、原則的に、各投資案件が元から内在させている危険性が、アクシデントとして現実化してしまう、というタイプの危険性こそが、「ファンドリスク」と呼ばれているものの正体となります。

ソーシャルレンディング投資に絶対不可欠な担保情報

ソーシャルレンディング投資において、担保についての情報はないがしろにできません。

ソーシャルレンディング出資において、我々投資家が、自己責任で、是が非でもしっかりと閲覧することが重要であるのが、
各投資案件の、アウトライン・危険性などのディテールインフォメーションです。

そして、各投資案件に関する詳しいポイント情報を精読しておくにおいて、遠ざけては通れないのが、
「担保」についての解説文です。

「借入人である不動産事業者Aが所有する東京都港区の不動産について、抵当権を登記します」
「本投資案件からお金を借りる会社Bの借り入れ金については、大手企業Cが保証します」
「企業Dが東京都葛飾区に保持する地上6階建てのアパート1棟において、極度額7億円の根抵当権を設定します」
等々、
各投資案件についての細部情報をきっちりと読み込んでいると、
必ずといっていいほど、「担保」に関する解説文が表れてくるのです。

こういった解説文1つずつが、具体的にいうといかような保安性・危険性を意味しているのか、
我々投資家は、己自身にて学習し、
その危険性・安全性について、ちゃんとチェックをしたうえで、
その投資案件への出資の良し悪しについて、自己責任において、ジャッジをしなければなりません。

※その反対に、担保についての具体的インフォメーションが見当たらない投資案件、すなわち、無担保・無保証案件については、
万が一にも、債務者(ファンドからお金を借りる会社)からソーシャルレンディング業者への支払いが滞った場合、
お金の貸し手たるソーシャルレンディング業者としては、どういうふうに債権(貸付金)の引き上げにチャレンジするのか。その際の困難性とは、具体的にいかような内容なのか。
私たち投資家は、それについても、最低限度のチェックをしておくことが大切だと考えます。

本記事では、先述したように、
ソーシャルレンディング投資にチャレンジするにあたり、避けては通れない「担保」の話題に関しまして、
我々投資家が最低限、認識しておくべきレベルに絞ったうえで、
私なりに、応急的に提示をさせていただきます。

無担保・無保証タイプのソーシャルレンディング案件の危険性

「どの投資案件に投資しようかな」と、
各ソーシャルレンディング業者の投資案件リストを物色していると、
担保も、保証も、一切考慮されていない投資案件、よく見ることがありますよね。

まず、誤った認識がないようにしておかなければいけないのが、
無担保・無保証タイプのソーシャルレンディング案件の場合でも、
債務者(資金の借り手)からの支払いが遅延したケースでは、
債権者(ソーシャルレンディング事業者)は、債務者との間の金銭消費貸借契約(=お金の貸し借りにおいての事実を取り決めた、貸し手と借り手の間の契約書)に基づいて、
債務者に対し、「しっかりと、確約通り、お金を返してくれ」と、要求することは出来る、という点です。

ポイントは、債務者がそれに対して「ダメなんです。だって、キャッシュないもん」と開き直ってきたときです。

こういう時、ソーシャルレンディング業者としては、とにかく、時間を費やして、正規の裁判を起こし、裁判所から、「判決」というお墨付きをもらって、
債務者の財産を、判決によって差し押さえ、これを売却して、その代価から、貸し出し金を引き上げしなければなりません。つまりは、強制執行、という行動です。
差し押さえるべき、債務者の財産も、裁判所が善意で探してきてくれるわけではありません。
あくまでも、債権者が、真剣に、掘り起こしてこなければなりません。
かつ、かろうじて、差し押さえのターゲットとなり得るような、債務者のまぎれもない財産が見つかったとしても、
ラストに、「債権者平等の原則」が立ちふさがります。
担保がありありとセット・登記されていないのなら、自分だけ優先的に返済をして貰うことなど出来ないのです。
お金の借り手会社が、他の企業(銀行や、その他のソーシャルレンディング業者など)からもお金を借り入れているとしたら、
その他の債権者と、原則として債権額にマッチする按分した状態で、返済を受けないとならないのです。

それと引き換えに、物的担保のセットがされているソーシャルレンディング投資案件だと、どうなのか。

担保設定が実施されていないソーシャルレンディング投資案件のケースでは、
「いざ」というときの債権回収(貸付金の回収)が、どのくらい厳しいか、というのは、しっかりとご理解下さったものと思います。

それでは、打って変わって、
たとえば、貸付金にあたって、キチンとした物的担保がセッティング・登記されているケースでは、こういった部分の事情は、どういう風に変わってくるのでしょうか。

はじめに、敢えて裁判所から判決を取ることは必要ありません。
仮に、債務者の所有下にある不動産に関して、担保設定が行われているとしたら、
抵当権がキッチリと登記された不動産登記簿謄本を拠り所に、債権者(本例でいえば、ソーシャルレンディング業者)は、いち早く当該不動産を競売にかけることが(ないしは、任意売却することが)できます。
かつ、他の債権者と比較すると、最優先的に返済を受けることが出来ます。「債権者平等の原則」をフェアなやり方で解決できるのです。

こういったふうに、同一のソーシャルレンディング投資案件でも、
無担保・無保証ものと、「担保あり」の場合とでは、
万が一にも、債務者からの返済が遅延したときのメカニズム(具体的にいうと、ソーシャルレンディング業者による債権回収メカニズム)に、大きな相違点があることが分かります。

ソーシャルレンディング業者(=資金の貸し手)が、いざという場合でも、思いの外容易に債権を回収できるなら、
我々投資者も、もちろん、出資した資金について、ごく平和裏に、払戻しを受けることができる可能性が高まるのです。

ソーシャルレンディング失敗体験談をカミングアウト。

当方のソーシャルレンディング失敗体験談

通常生活でも、ちょっと、おっちょこちょいなところがあり、よく女房から叱られるボク。
ソーシャルレンディング投資においても、しょっちゅう、ちまちましたミスをリピートしてきました。
その中でも、ソーシャルレンディング投資に手をつけ始めたばかりの頃は、いま思えばアンビリーバブルなようなケアレスミスも、仕出かしてきたものです。

ファンドの資金枠がアッという間にいっぱいに!

ソーシャルレンディング投資に手をつけたばかりの頃、うっすらと関心をもっていた投資案件がありまして、
「おっと、明日の10時から募集開始か…。しばしの間案件があるから、こちらを完成させて、正午頃、WEBページを訪ねてみよう」
という風に、のんびり構えていたのですが、ある程度経過した頃ほんとWEBページにアクセスしてみたら、たちどころに、資金枠が一杯になってしまっており、出資が叶わなかったというドジがありました。
そのころは、まさか、ソーシャルレンディング投資が、このような人気を集めていることを知らず、
「別に、ちょっと時間をあけて出資エントリーしても、きちんと間に合うでしょ」
と、お気軽に感じていたのですが、いまや、省みています。

あれ以来、各ソーシャルレンディング業者の投資案件オープンスケジュールについては、前もって気を使うようにし、その中でも出資エントリーを行いたい投資案件がある場合は、資金募集開始時刻に合わせて、アグレッシブにサイトにお邪魔するように意識しています(=それでも数分~数秒のズレで、投資締切になってしまい、出資が不可能だった…という場合は、枚挙にいとまがありません)。

デポジット口座に資金を入れ忘れ、出資に失敗!

ブログ主はいま、23社のソーシャルレンディング業者に分散投資をしておりますが、それらの中、ほぼすべてのソーシャルレンディング事業者は、預託金制度(デポジット制度)を取り入れています。
いざそのソーシャルレンディング業者の投資案件に対して出資を行いたい場合は、前もって、ソーシャルレンディング業者がセッティングしてくれている預託金口座(デポジット口座)に資金を送金しておいて、入金済の出資資金から、各投資案件に出資を行う、という形です。

さて、以前の反省から、「投資案件の募集開始タイミングにあわせて、きちっとPCに向かっているように」心がけた私。
いよいよの時に、ファンドが資金募集をスタートしたタイミングにあわせて、出資エントリーを進めようとしたのですが・・・
預託金口座に出資資金を入れ忘れていて、出資が叶わなかった、という、恥ずかしすぎるケアレスミスを仕出かしたこともありました。

近頃思い出してみても、哀れな気分になります…。

ソーシャルレンディング出資のミスを遠ざけるための必携インフォメーション

そんな私が、こういった事を語るのは、身の程知らずように思いますが、ソーシャルレンディング投資においては、更に、気を付けるべきキーポイントがいくつかあると思われます。
「失敗した!」というケースを遠ざけるためにも、出資の際は、きちんと気の緩みを生じさせないように致しましょう。

【貸付年月】はきちんとチェックしましょう。

各ソーシャルレンディングファンドの、お金の融資・運用期間は、投資案件によって、実に何種類も存在しています。
わずか数カ月で満期償還となる投資案件もありますし、長い物ですと、償還まで1年~2年程度、という投資案件もあります。

そして、意識していなければならないのが、ソーシャルレンディング投資の場合、1度案件に出資した資金は、そのファンドが償還になるまで、返ってきません。

投資済のお金を中途ストップする、という事ができないため、直近で使用予定のある資金を、ソーシャルレンディング投資に回してしまうと、その投資案件の貸付・運用期間の長短によっては、しんどいシチュエーションとなり得ます。
そのようなミスがないよう、各投資案件の貸付・運用期間については、出資エントリーの際、しっかりとチェックするようにいたしましょう。
※勿論、出資は「余裕資金で行う」というのは、ソーシャルレンディング投資に限らず、あらゆるトレードにおいて、厳守するべきルールです。

【担保設定】はぜったいに押さえましょう。

各投資案件の担保設定については、ソーシャルレンディング業者によって、そして投資案件によって、バラエティーに富んでいます。
不動産に対して抵当権をセットする投資案件もあれば、借り手企業の有する債権に、譲渡担保をセッティングする投資案件もあるのです。
関連会社が連帯保証を行います、という投資案件もある一方で、その他には、無担保・無保証型のファンドも見られます。

どのような担保設定の投資案件にするのか、は、我ら個人投資家に一任されており、おのおので、自分のリスク性向に合わせて、きちんと投資案件をチョイスしていくことが必要です。

【わずかな額の分散投資を完遂】しましょう。

投資の格言で、「タマゴはひとつのカゴに盛るな」というものがあげられますね。
ソーシャルレンディング投資においても、この点は必携のマインドです。

また、ソーシャルレンディング投資の場合、そもそも、他のトレード手法と比較して、少額の分散投資をしやすい、というアドバンテージがあげられます。
各ソーシャルレンディング業者に投資口座をオープンするのはイージーですし、ソーシャルレンディング会社によっては、最低1万円から、投資案件に出資がOK、というところもあります。

できるだけ数多くのソーシャルレンディング会社に口座を開設し、
お金を少額に分けて、できる限りたくさんの投資案件にお金を分散投資する。
これは、ソーシャルレンディング投資において、ノーマルなことです。
めんどうがることなく、きちんと、少額の分散投資を徹底しましょう。

「ソーシャルレンディング、さしあたって何からスタートしたら良いんでしょうか?」

ソーシャルレンディングのスタート方法、私だって初めてのとき、すごく迷いました。

今話題のソーシャルレンディング。
ソーシャルレンディング業者も、かなり多いですし、さしあたって何から、どういう感じでスタートすればよいか、ソーシャルレンディングに踏み出したばかりの始めのうちは、私にしてもたいへん苦慮しました。

…しかし、やってみると、しだいに、慣れっこになってくるようです^^

この度は、ソーシャルレンディングにチャレンジする流れについて、
(ザックリ、で恐縮ではありますけれど)ご案内いたします。

まず第一にソーシャルレンディング業者に口座を作成します。

ここのところ、口座開設はタダの会社がほとんどですし、
口座を開いておく分には、管理手数料などなんらかからない、という企業が一般的です。

そのため、私は現在、国内の23社のソーシャルレンディング業者に、口座を開設しています。

ソーシャルレンディング投資をスタートしたばかりの頃、私が口座を開いていく中で、1点、ささいな判断基準にしたのが、
じつは、マネーフォワードとの連携です。

お金をひたすらさまざまなソーシャルレンディング業者に分散していくと、
どちらへいくら投資をしているか、中途から、本当に、分からなくなってくるんです。
そのようなときに頼もしいのが、マネーフォワードのような、個人の資産の一元管理サービスです。

次は出資する案件をチョイスします。

さてさて、事件もなく投資口座を開設したら、
2番目はいよいよ、投資する案件を選び出します。

投資する投資案件を選択するとき、私が意識するのは、メインとしてこれから挙げる数個。

利息

折角出資するのですから、期待している利息は当然、チェックします。
期待利回りは、各投資案件によって異なりますし、
ソーシャルレンディング業者によって、それとなく、相場感、と言うか、
「このソーシャルレンディング業者ならば、ほぼほぼ、このぐらいの利息」
的なイメージが、あります。(いろいろと投資していると、それとなく、慣れてきます)

利回りはもちろん高いに越したことはありませんが、
担保の有無や、為替ヘッジのあるなし、償還歴の有り無し、等は、
どうしたって、利息とトレードオフの関係にあります。

バランス、そして分散が肝心、というのは、
このあたりに関係します。

高利回りの投資案件への投資もするが、
あわせて、かりに利率は低くても、担保が付いているもの、為替ヘッジが効いているもの、償還歴がある相手がセットされているもの、にも、出資を行う、と、
そのようなバランス感覚・分散イメージが、肝要になってきます。

あちらこちらのソーシャルレンディング業者に資金を均等化し、
さらに、1つのソーシャルレンディング業者の中でも、2つ以上の案件に分散し、
自分自身のリスク性向にフィットする利回り平均に仕向けていくようなビジョンです。

期間

貸付実行日から、償還予定日までのスパンだと言えますね。
これ、長い物だと、1年以上の物も、ざらにあります。
短いタイプだと、数カ月の物もあります。
償還予定日までの間は、もちろん、投資したお金は出資先に固定化されますから、
あなた自身の資金需要の様子とも沿って、
できるだけキッチリとチェックをした方がよいところです。

※言うまでもないことですが、マネーゲームである以上、
自分自身にの「当座不要資金」で出資を行う事が、大切です。

当方の場合、個人的に、あんまり長期間に亘ってお金が固定されてしまうのは、少々嫌かな、と思ってます。
基準点として、半年~1年程度の運用期間のものがほとんどとなるように、分散投資しています。

償還歴

償還歴の有無を開示しているファンド・ソーシャルレンディング事業者も、ありますね。
償還歴ありって、さすがに、インパクトがあります。
「あー、ちゃんとしたパートナーさんなんだな」と感じます。

もちろん、先ほどの内容の通り、そういう部分はどうしても、とどのつまり、利率とのトレードオフ。
しっかりと見極めていきましょう。

為替ヘッジ

たまにあるんですよ、ルーブル建てのファンド、とか。
米ドル建て、なら、まだうっすらと、相場イメージもわきますが、
ルーブル建て と言われて、「1ルーブルいくら(円換算)」っていうイメージが一瞬で湧く方、
わずかですよね?(笑)

そんな場合、為替ヘッジ付きだと、安心感がありますね。

効率性

案外、スルーしがちなのが、
投資としての経済的な効率性です。
おおまかにお話してしまうと、
「その出資によってゲットできる(と期待される)収益の合計はいかほどなのか」
という点です。
・投資額がはっきりしており、
・その上、運用期間(貸付実行日~返済日)が一定であるからには、
収益金額はあっさりと換算できます。

当方も、投資の際、この収益総額は、忘れず確認するようにしています。

社会性

せっかくの投資、
社会性 も大切に考えたいですよね。
ソーシャルレンディング業者の中には、マイクロファイナンス(ムハマド・ユヌスさんのグラミン銀行などが、知られていますよね。当方も著書を拝見して、夢中にさせられました)へと出資する案件を組成していることもあり、
かなり、注目されています。

まとめて管理用に記録をとること欠かさず

投資プロセスが終わったら、1件ずつ、(たとえ面倒でも)記録をとっておくことが必要です。
あまり深く悩まず、エクセルで維持管理しておく程度でいいと思います。

エクセルなどで一元管理するなかで、一定サイクルでチェックを心掛けたいのは、主にこれから挙げる点。

利率アベレージ

あなた自身が期待する通りの利回りアベレージとなっているかは、確認がマストです。
トータルの利率がちょっと高過ぎる…などと思われるときは、
堅実性の高い、しかしながらその分ちょっと利率の低い投資案件に、追加出資してみるのも、ありでしょう。

先に言及した通り、当方の場合、何種類もの利率の投資案件をセッして、
投資中のすべての案件の平均で、
ざっと7パーセント~8パーセントくらいの利率(税引前)となるような感覚でバランスしています。

ソーシャルレンディング業者毎にバランスよくシェアされてるか

いくらかの偏りはいつの間にか現れますが、
折角の分散投資、
ある程度のバランスでお金が分散されていることを、一定サイクルでチェックしましょう^^

ソーシャルレンディングのデメリットを考える

ソーシャルレンディング投資のデメリット

ソーシャルレンディングのデメリットは何だろう。

高利回りや、投資の手軽さなど、メリットばかりが目に付くソーシャルレンディングですが、デメリットもいくつかあります。
実際にソーシャルレンディング投資をスタートする前に、ソーシャルレンディングならではの「デメリット」についても、あらかじめ、把握を済ませておくことが必要でしょう。

貸付先事業者の情報が見れない。

本記事執筆本日現在、貸金業法の規制の関係で、ソーシャルレンディング事業者の「先」にいる、実際の資金の「借り手」に関する情報は、匿名化されてしまっています。

ソーシャルレンディングのデメリット01

引用元:maneo「不動産担保付きローンファンド2073号」https://www.maneo.jp/apl/fund/detail?fund_id=6960

↑こちらは、大手ソーシャルレンディン事業者「maneo」の、「不動産担保付きローンファンド2073号」というファンドの、スキーム図です。
見ればわかる通り、

  • maneoから資金を借りる関連会社の法人名も「事業者C」とイニシャル表記されているだけですし、
  • 関連会社から資金を最終的に借り受ける事業者についても、「事業者EU」としか表記されていません。

このため、投資家としては、最終的にどのような企業に資金が貸与されるのか、出資時点ではわからず、これは、ソーシャルレンディング特有のデメリット、と言わざるを得ません。

担保物の詳細も把握できない

ソーシャルレンディングファンドの多くには、借り手事業者の所有に係る不動産が、担保物として設定されるのですが、借り手事業者の詳細情報が匿名化されている以上、当該不動産担保物の詳細についても、投資家に対しては事前開示されません。

このため、投資家としては、当該担保物の「評価額」について、ソーシャルレンディング事業者の説明を鵜呑みするしかなく、

  • その不動産の評価額は、本当に、適正なのか、
  • 本来は、もっと評価額が低いのではないか、

といった点を、事前に検証することが出来ません。

この点も、ソーシャルレンディング投資の、大きなデメリットの一つといえます。

満期償還まで資金が拘束される

ソーシャルレンディング投資の場合、出資したファンドが満期を迎え、借り手事業者からファンドへと元金返済が為されてくるまでの間、資金は、ファンドに拘束されます。
その間、投資家が「出資した資金を、一旦返金してほしい」と考えたとしても、そのような返金が為されることは、原則、ありません。

ファンドの運用期間は、ファンドによってまさに千差万別です。

ソーシャルレンディングのデメリットを考える02

引用元:クラウドクレジット「ファンド情報」https://crowdcredit.jp/fund/

↑こちらは、ソーシャルレンディング大手「クラウドクレジット」のファンド例ですが、

  • 13カ月程度で満期償還を迎える予定のファンドもあれば、
  • 満期償還まで2年以上(25カ月)かかる、というファンドもあります。

十分な資金計画のもと、純粋な余剰資金のみを、投資にあてるように、注意しておかないと、思わぬトラブルへと結びつきかねませんので、留意が必要です。

不祥事も発生している。

本記事執筆本日現在、国内複数社のソーシャルレンディング事業者が、監督官庁から行政処分を受けるという、不祥事を起こしています。

みんなのクレジット

本記事執筆本日現在、国内複数社のソーシャルレンディング事業者が、監督官庁から行政処分を受けるという、不祥事を起こしています。

引用元:関東財務局「株式会社みんなのクレジットに対する行政処分について」http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/pagekthp032000621.html

↑平成29年には、ソーシャルレンディング事業者「みんなのクレジット」が、業務停止命令を含む行政処分を受けました。

ラッキーバンク

本記事執筆本日現在、国内複数社のソーシャルレンディング事業者が、監督官庁から行政処分を受けるという、不祥事を起こしていますラッキーバンクの場合

引用元:関東財務局「ラッキーバンク・インベストメント株式会社に対する行政処分について」http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/pagekthp032000711.html

↑平成30年3月には、比較的高めの利回りで投資家からの人気を集めていたソーシャルレンディング事業者「ラッキーバンク」が、行政処分を受けました。

本記事執筆本日現在に至るまでの間、その他複数のソーシャルレンディング事業者が、不適切な事業運営によって、監督官庁から行政処分を受けています。
このような不祥事の存在もまた、ソーシャルレンディングならではデメリットと言わざるを得ないでしょう。

延滞も発生している。

本記事執筆本日現在、複数のソーシャルレンディング事業者において、延滞が発生しています。

maneoの延滞状況

本記事執筆本日現在、複数のソーシャルレンディング事業者において、延滞が発生しています。

引用元:maneo「延滞債権/デフォルト債権一覧」https://www.maneo.jp/apl/fund/repayment/delayhistory

↑大手ソーシャルレンディン事業者「maneo」においては、上掲のとおり、多数のファンドにて、延滞が発生して仕舞っている状況です。

ガイアファンディングの延滞状況

本記事執筆本日現在、複数のソーシャルレンディング事業者において、延滞が発生しています。ガイアファンディングの場合。

引用元:ガイアファンディング「【延滞発生に関するご報告】 2018年11月19日運用終了予定案件および全ファンドの利息」https://www.gaiafunding.jp/apl/information/news?id=473

↑米国不動産関連案件への投資で有名だった、ガイアファンディングにおいては、2018年11月、全ファンドの利息支払いの延滞を発生し、投資家たちには大きなショックが広がりました。

ソーシャルレンディング事業者による行政上の不祥事のみならず、こうした実害(=延滞)も発生して仕舞っていることは、ソーシャルレンディング投資にあたって、十分な留意を要するデメリットとなります。

まとめ

本記事においては、ソーシャルレンディング投資のデメリットについて、解説を行いました。
また次回の記事を、楽しみにお待ちください。

ソーシャルレンディング投資の流れ

ソーシャルレンディング投資の流れ

ソーシャルレンディング投資の流れ(フロー)を理解する。

実地で慌ててはいけませんので、あらかじめ、ソーシャルレンディング投資の具体的な流れについて、最低限の把握を済ませておきましょう。

ソーシャルレンディング事業者を選ぶ。

まずは、国内に数あるソーシャルレンディング事業者の中から、投資家としてお付き合いをしていくソーシャルレンディング事業者を選びます。
簡単なプロセスに思えるかもしれませんが、むしろ、ソーシャルレンディング投資の中で、一番大切なプロセスは、この「ソーシャルレンディング事業者を選ぶ」というステップです。
このステップについては、具体的な方法論について、別記事をご用意しておきましたので、是非、ご覧になってみてください。

ソーシャルレンディング事業者の選び方

ソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設する。

ソーシャルレンディング事業者選びが済んだら、当該ソーシャルレンディング事業者に、投資口座を開設します。
この手続き自体は、どのソーシャルレンディング事業者も、インターネットで簡便に簡潔します。

出資するソーシャルレンディングファンドを選ぶ。

このプロセスも、極めて大切なステップです。
ソーシャルレンディング事業者の選び方と同じく、別記事をご用意しておりますので、そちらを是非御確認下さい。

ソーシャルレンディングファンドの選び方

ソーシャルレンディング事業者に、出資申込を行う。

この手続き自体は、極めて簡単です。
ソーシャルレンディング事業者に投資口座を開設した時と同様、手続きはインターネットで完結します。

ソーシャルレンディング事業者から利息分配を受け取る。

ソーシャルレンディング事業者、及び、ファンドによりますが、ソーシャルレンディング事業者・ファンドの中には、元本が満期で償還されるまでの間に、利息部分だけは、定期的に分配される、というケースがあります。
なお、分配金の受け取り方法は、ソーシャルレンディング事業者が「預託金制度」を採用しているかどうか、で、大きく異なります。

預託金制度採用事業者の場合

ソーシャルレンディング事業者からの分配金は、あくまでも、ソーシャルレンディング事業者内の、投資家別のデポジット口座へと送金される体裁となります。
投資家において、デポジット口座内の資金を、別の用途に用いたい場合(例:ソーシャルレンディング事業者から出金し、手元現預金としたい場合)、ソーシャルレンディング事業者に、出金依頼を行う必要があります。

預託金制度【非】採用事業者の場合

ソーシャルレンディング事業者からの分配金は、投資家の銀行口座へと、直接、送金されてきます。
この際の振込手数料は、ソーシャルレンディング事業者が負担してくれるケースが多いです。

ソーシャルレンディング事業者から、満期の元本償還を受け取る。

ファンドが運用満期を迎え、借り手事業者からソーシャルレンディング事業者へと、無事に元金返済が為されると、ソーシャルレンディング事業者から投資家に対して、元本が戻ってきます。
ここまで済んでようやく、1つのファンドへの投資が無事に完了することとなります。

なお、ファンドが満期を迎えるまでの期間の長短(=運用期間の長短)は、ファンドによってさまざまです。
数カ月で満期を迎えるファンドもあれば、元本償還まで1年以上の期間を要するファンドもあります。
出資の際は、くれぐれも、ご注意ください。

まとめ

本記事においては、ソーシャルレンディング投資の具体的なフローについて解説させて頂きました。
少しでも、ご参考と為さって頂ける内容と出来たのであれば、うれしいです。

それでは、また次回の記事にて、お会いいたしましょう。

ソーシャルレンディングファンドの選び方

どのようにして、良いファンドを選び抜くか。

ソーシャルレンディング事業者を選び、投資口座を開設したら、次はいよいよ、ソーシャルレンディングファンドを選ぶプロセスです。
しかし、これがなかなか、難しい。
どのようにしたら適切なソーシャルレンディングファンドを選ぶことが出来るか、本記事では、その点に焦点を当てて、読み込みを進めてみます。

担保が曖昧なファンドは避ける。

まず、無担保・無保証ファンドについては、原則としては、出資を差し控えることとすべきです。
無担保・無保証ファンドに限って、かなり高めの利回りが想定されていることが多く、投資家としては、魅力を感じるかもしれませんが、無担保・無保証ファンドの場合、万が一、借り手からソーシャルレンディング事業者への元利金返済に延滞が発生した場合、借り手事業者の資産状況によっては、債権回収は極めて困難となる場合があります。

その他、

  • 借り手事業者の代表者が連帯保証します、というファンドや、
  • 借り手事業者の株式に質権を設定します、というファンドなど、

いささか変則的な担保設定が為されているファンドについても、ソーシャルレンディング投資に慣れないうちは特に、出資は差し控えるべきでしょう。
一例を挙げますと、

ソーシャルレンディングファンドの選び方01

引用元:キャッシュフローファイナンス「延滞発生に関するご報告(KB社)」https://www.cf-finance.jp/information/news?id=520

↑ソーシャルレンディング事業者「キャッシュフローファイナンス」の延滞発生ファンド「【利回り8~10%】《満期借換》テクノロジーファンド(1~7号)」の場合、

ソーシャルレンディングファンドの選び方02

引用元:キャッシュフローファイナンス【利回り8~10%】《満期借換》テクノロジーファンド(1号)https://www.cf-finance.jp/fund/detail?fund_id=353

↑上掲のとおり、

  • 借り手企業の株式に、質権(担保権)が設定され、
  • 関係会社が、債務保証を行っています。

このように、いささかイレギュラーな担保設定が為されているファンドの場合、ソーシャルレンディング投資初心者においては、出資を見送ることが無難です。

ごくシンプルな不動産担保と比べ、上掲のような担保物は、市場での換価が難しく(※例えば、非上場企業の株式は、公開市場に上場している株式と比べ、換価はとても困難です)、実際の債権回収シーンにおいて、さしたる効力を発揮しないことが少なくないから、です。

満期償還歴のあるファンドシリーズを選ぶ

ファンドシリーズの満期償還歴の有無も、ファンド選びにおける重要なポイントのひとつです。
その点、SBIソーシャルレンディングの場合は、

満期償還歴のあるファンドシリーズを選ぶ

引用元:SBIソーシャルレンディング「元本償還の実績」https://www.sbi-sociallending.jp/fund_results

↑上掲のようにして、ファンドシリーズ別の元本償還実績を、オンラインで公開してくれているので、便利です。
このような公開情報を参考にして、

  • そのファンドの同一シリーズ別号は、無事に満期償還されているか。
  • 延滞やデフォルトは発生していないか、

といった点に特に注意し、ファンド選定を行う必要があります。

不動産担保付ファンドの場合、抵当権順位に注意

一見、保全効能について過信してしまいがちな、不動産担保付きファンドですが、
「不動産担保つきならば(無条件で)安心」
と考えるのは、早計に過ぎます。

まず、不動産担保の場合、

  • 当該担保権(抵当権)が、先順位なしの、第一順位のものか、
  • それとも、第二順位以下のものか、

という点に、必ず、十分な注意を払う事としてください。

実際の債権回収シーンにおいて、第二順位以降の債権回収は、第一順位抵当権の債権回収に、完全に劣後するから、です。

不動産担保付ファンドの場合、抵当権順位に注意

引用元:LENDEX「ファンド一覧」https://lendex.jp/main/fund_list/

↑不動産担保付きファンドで定評のある「LENDEX」の場合、

  • 借り手事業者は全く同じだが、
  • 抵当権の順位が、第一順位のものと、第二順位のもの、

で、2つの異なるファンド組成をしているケースがあります。
当然、利回りが高い(その分、リスクが高い)ほうが、第二順位抵当権案件であり、利回りが低いほうが、第一順位となります。

不動産担保付ファンドの場合、LTVにも注意

LTVとはすなわち、Loan to Value、要は、不動産担保物の評価額と、貸付総額との間の、相対的なバランスを表す数値です。
「掛け目」とも呼ばれます。

例えば、担保評価1億円の不動産に第一順位抵当権を設定し、7,000万円の貸付を行う場合、LTV値としては、7割、となります。
これに対して、同じ担保評価1億円の不動産に第一順位抵当権を設定し、9,000万円の貸付を行う場合、LTV値は9割、となります。

ひとつの目安として、銀行等のトラディショナルな金融機関の場合、掛け目は7割、と言われています。
これに対し、ソーシャルレンディング業界の場合では、第一順位抵当権案件の場合、LTVは8割前後が相場となります。

冷静にLTV値を検討した結果、LTVが9割以上にも達しているようなファンドは、いくらなんでも、アグレッシブ過ぎますので、出資については、慎重に検討したほうがいいでしょう。

不動産担保付ファンドの場合、担保物の評価額にも注意

LTV算出の際にも参考となるのが、担保物の「評価額」。
しかし、この「評価額」の算出が、誰によるものなのか、には、注意が必要です。

ソーシャルレンディング事業者の手数料は、ソーシャルレンディング事業者から借り手事業者への貸付額に比例していることが多いため、ソーシャルレンディング事業者としては、

  • 同じ担保物だとしても、出来るだけ多額の貸付とした方が、
  • 手数料が多くもらえる、

という構図となっています。

こうした状況下において、担保物の評価額算定を「ソーシャルレンディング事業者が自ら」行っており、かつ、第三者の目線が一切取り入れられていない場合、極めて危険です。
ソーシャルレンディング事業者の好きなように、高額な担保物評価額を設定してしまうことが、物理的に、可能であるため、です。

まとめ

本記事では、ソーシャルレンディングファンドの選び方、について、まとめてみました。
少しでも、ご参考と為さって頂ける内容と出来たのであれば、うれしいです。

それでは、また次回の記事で、お会いいたしましょう。

ソーシャルレンディング事業者の選び方

ソーシャルレンディング投資では、ソーシャルレンディング事業者選びが大切。

サイトに掲載されているソーシャルレンディングファンドの概要を、いくら読み込んだところで、そのファンド概要を作成しているソーシャルレンディング事業者が、虚偽の内容を記載しているようでは、本末転倒である旨は、言うまでもありません。

どれだけ良質なソーシャルレンディング事業者が提供しているファンドでも、「出資すべきではない」ソーシャルレンディングファンドは、存在します。
しかし、ソーシャルレンディングファンドの具体的な内容を云々する前に、まずは、ソーシャルレンディング事業者を選び抜く事。
これが、ソーシャルレンディング投資においては、最重要なポイントとなります。

それでは、ソーシャルレンディング事業者は、どのような視座から、選んでいけばよいのでしょうか。
本記事では、具体的な「ソーシャルレンディング事業者の選び方」について、記載していきます。

ソーシャルレンディング事業者の選び方1:上場企業が運営しているソーシャルレンディング事業者

上場企業が運営しているソーシャルレンディングサービスのみ、使用する、というのも、確かに、有効な一手となり得るでしょう。
日本国内で、上場企業が直接運営しているソーシャルレンディングサービス、というと、当然、限られてきますが、東証マザーズ上場企業が運営しているソーシャルレンディングサービス「オーナーズブック」は、その基準に該当します。

ソーシャルレンディング事業者の選び方1:上場企業が運営しているソーシャルレンディング事業者

引用元:オーナーズブック(https://www.ownersbook.jp/

全案件不動産担保付、という特色のあるソーシャルレンディングサービスで、ファンドが資金募集を行う際には、個人投資家を中心にアクセスが集中、俗にいう「クリック合戦」が繰り広げられることとなります。

ソーシャルレンディング事業者の選び方2:上場企業の100パーセント子会社が運営しているソーシャルレンディング事業者

ソーシャルレンディングサービスを運営している主体事業者そのものは非上場であったとしても、その事業者が、別の上場企業の100パーセント子会社である場合は、安心感も高まることでしょう。
国内ソーシャルレンディング業界では、

ソーシャルレンディング事業者の選び方2:上場企業の100パーセント子会社が運営しているソーシャルレンディング事業者

引用元:SBIソーシャルレンディング(https://www.sbi-sociallending.jp/)

↑SBIソーシャルレンディングを運営する、SBIソーシャルレンディング株式会社が、SBIグループの100パーセント子会社であることが知られていますし、

ソーシャルレンディング事業者の選び方2:上場企業の100パーセント子会社が運営しているソーシャルレンディング事業者02

引用元:LCレンディング(https://www.lclending.jp/)

↑ソーシャルレンディングサービス「LCレンディング」を運営する、株式会社LCレンディングも、LCホールディングス株式会社(ジャスダック上場)の100パーセント子会社であることが有名です。

ソーシャルレンディング事業者の選び方3:国内有力企業から出資を受けているソーシャルレンディング事業者

国内の有力企業やVC(ベンチャーキャピタル)からの出資を集めているソーシャルレンディング事業者も、同様の信頼感を得ることが出来るかもしれません。
国内ソーシャルレンディング事業者で、有力企業からの出資で知られる物としては、国際分散投資型ソーシャルレンディング事業者、「クラウドクレジット」が挙げられます。
クラウドクレジットを運営するクラウドクレジット株式会社自体は、非上場のベンチャー企業ですが、

ソーシャルレンディング事業者の選び方3:国内有力企業から出資を受けているソーシャルレンディング事業者

引用元:クラウドクレジット(https://crowdcredit.jp/company/)

まとめ

日本国内には、本記事執筆本日現在、20社を超えるソーシャルレンディング事業者が存在しますが、そのうち、信頼に値するソーシャルレンディング事業者、というのは、限られます。
ソーシャルレンディング投資をスタートするにあたっては、まずは、数あるソーシャルレンディング事業者の中から、信頼できるソーシャルレンディング事業者を選び抜くことが求められます。

信頼できるソーシャルレンディング事業者の選び方には、様々な方法があるでしょうが、

  • 上場企業が運営するソーシャルレンディングサービスを選ぶ。
  • 上場企業の100パーセント子会社が運営しているソーシャルレンディングサービスを選ぶ。
  • 国内有力企業・VCから出資を受けているソーシャルレンディングサービスを選ぶ。

上記指標は、少なからず、助けとなるものと思います。

それでは、本記事はここまで。
また次の記事にて、お会いいたしましょう!

ソーシャルレンディングのリスクとは

ソーシャルレンディングのリスク

ソーシャルレンディングのリスク1「延滞発生リスク」

ソーシャルレンディング投資において、投資家がソーシャルレンディング事業者組成のファンドへと出資した資金は、ソーシャルレンディング事業者を経由して、第三者事業者へと貸し出されます。
そうして貸し付けられた資金が、事前約定通りに、ソーシャルレンディング事業者へと返済されてくれば、良いわけですが、借り手事業者の経営状況等によっては、この返済に、遅れが生じる場合があります。

その結果、ソーシャルレンディング事業者から投資家への分配・償還にも、当然、遅れが生じ、これが、「延滞」というトラブルへと発展します。

実際問題として、本記事執筆本日現在、ソーシャルレンディング業界においては、複数のソーシャルレンディング事業者の、複数のファンドにおいて、延滞が発生しています。
いくつか、具体例を見てみましょう。

maneoの延滞発生状況

ソーシャルレンディングのリスク1「延滞発生リスク」maneoの場合

引用元:maneo「延滞債権/デフォルト債権一覧」https://www.maneo.jp/apl/fund/repayment/delayhistory

↑上掲のとおり、本記事執筆本日現在、maneoにおいては、多量のファンドで、延滞が発生しています。

ガイアファンディングの延滞発生状況

ソーシャルレンディングのリスク1「延滞発生リスク」ガイアファンディングの場合

引用元:ガイアファンディング「【延滞発生に関するご報告】 2018年11月19日運用終了予定案件および全ファンドの利息」https://www.gaiafunding.jp/apl/information/news?id=473

↑主に米国不動産へと投資する案件を組成していたソーシャルレンディング事業者「ガイアファンディング」においては、2018年11月、全ファンドの利息払い延滞が報告されています。

このように、昨今のソーシャルレンディング業界において、延滞発生は、決して、珍しい光景ではありません。
ソーシャルレンディング投資を行う以上、延滞に巻き込まれてしまうリスクは、常に意識しておく必要があります。

ソーシャルレンディングのリスク2「元本割れリスク」

ソーシャルレンディングファンドの多くには、何らかの担保がセットされていることが多くあります。
しかし、たとえ、国内不動産担保が設定されているようなファンドの場合でも、延滞発生の後、最終的に投資家へと分配される資金が、元本割れしてしまうリスクがあります。

  • 担保権が設定されている不動産を市場で換価しようとしたが、奏功せず、極めて廉価での売却を強いられた。
  • 不動産の市場売却が叶わず、やむを得ず、債権を、債権回収サービサーへと、至極廉価に、譲渡することとなった。

上掲のようなケースが、これにあたります。

ソーシャルレンディングのリスク2「元本割れリスク」ラッキーバンクの場合

引用元:ラッキーバンク「運用実績一覧」https://www.lucky-bank.jp/results/

↑こちらは、ソーシャルレンディング事業者「ラッキーバンク」の運用実績一覧です。
複数ファンドにおいて、放棄(=貸付債権放棄)が行われてしまっていることが分かります。
こうした場合、当該ファンドへと出資していた投資家の元金は、大きく棄損することとなります。

また、いささか変則的な例ですが、国外案件へと投資するファンドの場合、「為替ヘッジ」が付与されていないと、為替変動の影響で、最終的な日本円建て運用成績が、マイナス(=元本割れ)となる可能性があります。

ソーシャルレンディングのリスク2「元本割れリスク」クラウドクレジットの場合

引用元:クラウドクレジット「ファンド情報」https://crowdcredit.jp/fund

↑こちらは、国際分散投資型ソーシャルレンディング大手「クラウドクレジット」のファンド一覧からの抜粋ですが、「為替ヘッジあり」と表記されていて、通貨が「JPY」となっているファンドについては、円建てですので、原則として、為替変動による元本棄損リスクは、ヘッジされています。
しかし、そうでないファンド(為替ヘッジあり、と表記されていないファンド)については、ユーロ建て(EUR)となっていますので、日本円とユーロとの間のレート変動(為替変動)の状況によっては、

  • 現地通貨ベース(ユーロベース)での運行は、極めて順調であったとしても、
  • ユーロを日本円へと戻し、日本円で投資家へと分配する時点においては、損益がマイナスとなってしまっている、

という可能性があります。

ソーシャルレンディングのリスク3「全損リスク」

ソーシャルレンディングファンドの中には、「無担保・無保証ファンド」、すなわち、何の担保も、保証も、セットアップされていないファンド、というのが、存在します。
そうしたファンドの場合、借り手事業者の資産状況によっては、元本の全額が既存する、「全損リスク」が存在します。

なお、不動産担保等の実物担保は付いていないが、借り手事業者の代表者が連帯保証する(=人的担保が設定される)、というファンドも、ありますが、そうしたファンドの場合も、連帯保証を行う人物(もしくは法人)の資産状況によっては、結局、債権回収が奏功せず、結果として、元本の全額が棄損する、というリスクがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
少しでも、ご参考と為さって頂ける内容と出来たのであれば、幸甚です。

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それでは、本記事はここまで。
また次回の記事にて、お会いいたしましょう!